「急に息が吸えなくなり、パニックになりそうになる」 「常に呼吸が浅く、ため息ばかりついている」 「満員電車や会議室など、特定の場所に行くと息苦しくなる」
息がうまく吸えない感覚は、「このまま窒息してしまうのではないか」という強い恐怖を伴います。そのため、まずは内科や呼吸器科を受診される方がほとんどです。
しかし、レントゲンや血中酸素濃度の検査で「肺や心臓に異常はありません」と言われ、途方に暮れていませんか? 身体的な異常が見つからないその息苦しさは、ストレスや不安からくる「自律神経の乱れ」や「過呼吸(過換気症候群)」、「パニック障害」のサインかもしれません。
どのような息苦しさですか?(よくある症状の例)
心因性(ストレス性)の息苦しさには、いくつか特徴的なパターンがあります。ご自身の症状と似ているものはないか確認してみてください。
・胸の上に重い石が乗っているようで、息が深く吸い込めない
・「ハッ、ハッ」と呼吸が速くなり、手足や唇が痺れてくる(過呼吸)
・人混みや逃げ場のない空間(電車、美容室など)に行くと息苦しさが増す
・寝る前や、ふと一人になった時に呼吸を意識してしまい苦しくなる
・喉が締め付けられるような感覚が同時にある
なぜ、肺が健康でも息苦しくなるのでしょうか?
私たちが普段無意識に行っている呼吸は、「自律神経」によってコントロールされています。
仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど、強いストレスを抱え続けていると、脳が「常に危険な状態にある」と錯覚し、体を緊張させる「交感神経」が過剰に働きます。すると、首や胸回りの筋肉がガチガチに硬くなり、肺を大きく膨らませることができず、結果として「呼吸が浅い」「息が吸い込めない」という感覚に陥ります。
また、不安から無意識に呼吸が速くなりすぎると、血液中の二酸化炭素が減りすぎてしまい、手足の痺れやめまいを伴う「過換気症候群(過呼吸)」を引き起こすこともあります。
今池メンタルクリニックでの治療方針
「また息苦しくなったらどうしよう」という不安自体が新たなストレスとなり、さらに呼吸を浅くしてしまう悪循環を断ち切ることが大切です。
- お薬による治療(不安と緊張を和らげる)
まずは、即効性のある抗不安薬などを用いて、脳の過緊張状態を落ち着かせます。「苦しくなっても、この薬があるから大丈夫」という安心感が、発作の予防に非常に効果的です。 - 正しい呼吸法とリラックスの指導
息苦しい時は「吸おう」と焦ってしまいがちですが、実は「ゆっくり吐く」ことが重要です。パニックになりそうな時の対処法や、日常の中で自律神経を整えるためのアドバイスをお伝えします。 - 休養と環境調整
背景に過重労働や適応障害などが隠れている場合は、労働衛生コンサルタントとしての知見も活かし、職場環境の調整や休職のための診断書作成など、根本的な原因解決をサポートします。
院長から皆様へ
「息ができない」という恐怖は、経験した人にしか分からないほどつらく恐ろしいものです。内科で「異常なし」と言われると、気のせいだと自分に言い聞かせて我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、その苦しさは確実に存在しており、精神科・心療内科のアプローチで和らげることができます。一人で恐怖に耐え続けず、どうぞお気軽にご相談ください。安心して深呼吸ができる日常を一緒に取り戻しましょう。
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当院では、患者様一人ひとりと向き合う時間を大切にするため、予約枠の重複(ダブルブッキング)は行っておりません。 お約束したお時間はその方のために確保しておりますので、基本的にはお待たせすることなく診察を開始いたします。ただし、前の患者様の診察状況や、症状によりお時間に限りがある場合など、やむを得ず開始時間が多少前後することがございます。何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
